「サトウキビ」から生まれた「きくらげ誕生秘話」って?

 「サトウキビ」と「きくらげ」。一見何の関わりもないように見えるこの二つの作物には、実は、切っても切れない深い関わりがあるのです。その秘密をお話しましょう。

島の基幹産業の一つ、サトウキビ畑

島の基幹産業の一つ、サトウキビ畑


 当社、沖永良部きのこの所在地、沖永良部島では、サトウキビ生産は基幹産業の一つ。昭和40年代、島唯一の製糖会社、株式会社南栄糖業では、原料糖を生産する過程で大量に出るサトウキビの絞りカス(バガス)を何とか有効活用できないものかと、様々な試行錯誤を繰り返していました。そんな中、社内から島に自生するきくらげを、このバガスを菌床にして生産してはどうかという発案があり早速取り組みが始まりました。協和発酵工業株式会社・協和エンジニアリング株式会社の3社が共同で開発に携わり、試行錯誤の末、昭和51年。国内初のサトウキビバガスを培地としたきくらげ生産に成功。特許を取得しました。
製糖過程で大量に出されるバガス(砂糖キビの絞りカス)

製糖過程で大量に出されるバガス(砂糖キビの絞りカス)


 その後も、生産の本格化に向けて、試行錯誤は続きます。年間平均気温が23度と比較的温暖な沖永良部島ですが、それでも冬場は気温が10度近くまで下がることもあります。気温が下がると、きくらげの生育効率は下がります。ところが、島が最も寒い時期は、島の製糖工場の生産は最盛期でもあります。隣接する製糖工場の排熱を利用して沸かした温水をきのこの工場に引き込むことで、年間を通して安定した生産を実現することにも成功しました。

 平成20年、南栄糖業が本業のサトウキビ生産専業に移行するにあたって、南栄糖業関連会社CSバイオから、全ての設備と技術を受け継ぎ、沖永良部きのこ株式会社を設立。平成25年には最新施設にリニューアルして、現在に至っております。

 当社が日本中にお届けしている安心、安全なきくらげは、実は、島の恵み、サトウキビの恵みでもあるのです。


沖永良部のきくらげを紹介した動画です

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